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  • ちあき先生

やさしい先生、こわい先生

更新日:2021年7月10日

「昔、ピアノを習っていたけど、先生が怖くてやめた」という話を、

周りの人から聞くことがあります。


そう、昔の先生は怖かった(笑)。

(もちろん優しい先生もいますよ)


小学2年生にあがると同時に浦和(現さいたま市)に引っ越してきたのですが、

近所(なんと徒歩30秒!)にピアノの先生宅があるのを知り、初めて母親と訪れた日のこと。


「どれぐらい弾けるか何か弾いて」と言われて、直近のレッスン曲を弾いたのですが、

何かを指摘され、けどすぐには直らず、

「違うでしょ!」と先生に怒られました。


そこで号泣。


けど、他に近所にピアノの先生もおらず、

怖い先生でしたが「ピアノ続けたい!」という思いのほうが強く、

その先生の門下生となりました。


それからも、レッスンでちょこちょこ泣いていました。

泣き虫という訳ではなかったんですけどね。

平和な時代、しかも近所ということもあり、母親が送り迎えとかレッスンに同席しなかったので、

どんなレッスン風景なのかは、母親は知る由もなかったと思いますが、

私が泣いて帰ると母親は「練習しなかったから怒られるんでしょ」という感じでした。

私も「練習しなかったから仕方ない」と思っていました。


先生も毎回怒るわけでもなく、上手に弾ければすごく褒めてくださる先生でした。

なので「先生、いつも怒っているな」などと思ったこともありません。

当たり前ですが、褒められれば嬉しく思います。


ただ、泣いたり怒られながらも上達し、今日の私があるのは、先生のおかげだと思っています。



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やさしいだけでは、甘えてしまう子もいると思います。

上達するため、壁を乗り越えるためには、時には怒ることも必要だと思っています。

けど、怒られるのって、いい気持ちしないんですよね。怒られる側も、怒る側も。


そんな経験をしているからこそ、怒られる立場の心境も分かるので、

今、自分のレッスンでは、楽しく教えることを心掛けています。

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