水・金・日曜日担当の西野智亜紀(にしのちあき)です。
クリスマス会のときに「誰だろう?」と思った生徒さんもいると思うので、まずは私のピアノにまつわる生い立ちを書こうと思います。
幼稚園生の頃に持っていたのは、おもちゃのピアノのみ。
園で習った歌やアニメの主題歌を、そのおもちゃでのピアノで弾くのが大好きでした。
両親はピアノが弾けないので教える術もなく、完璧なる「耳コピ」。
ただ弾いていて「何か音が違うな」というのは子供ながらにも判断できて、探りながら正しい音を探すことはできました。
やがてアップライトピアノを買ってもらい、近所の同級生と同じタイミングで習い始めることになり、レッスンも一緒に通っていました。
友だちが弾いているときは、私がワークブックやノートをやって、時間になったら交代して、という感じで。
同じ部屋でレッスンしていたので、友だちのレッスンも耳に入ってきます。
当時主流だった「バイエル」という教本で育ったのですが、次第に「あれ?私が終わった曲、友だちはまだ弾いてる」と思い始め、それが次の週も、その次も続きます。
だんだん教本の進むスピードに差がつき、「私、ピアノ上手いかも?」と思うようになりました。
そう!この頃から勘違いが始まります(笑)。
良くも悪くも「負けず嫌い」の性格が芽生え始めました。
そして父親の仕事の関係で、小学生時代に引っ越しを経験します。
新しい友だちができ始めると「ピアノ習っているクラスメイトは誰?」「教材何番弾いてる?」と聞き、自分がクラスで一番上手いと分かると、今度は「学年では誰が上手い?」と探っていました。
それが2年毎のクラス替えの度に、です。
でも、みんなのピアノ演奏を聴いたわけではないので、実際には「私より教本進んでないけど、1曲1曲をきちんと弾いてるかも」という不安もありました。
そんなとき、私に白羽の矢が立ったのです!
・・・ちょっと長くなってしまったので、続きは次回。
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