• ちあき先生

ピアノの選び方

私がピアノを始めた頃は「ピアノブーム」。

ピアノを習い始める=ピアノが自宅にある、というのが当たり前の時代でした。

もちろん「電子ピアノ」という言葉は聞いたことがなく、「ピアノ=生ピアノ」という時代。

(・・・だんだん年齢がバレてきますね。)


今は電子ピアノもヤマハやカワイだけではなくいろいろなメーカー、いろいろな種類があります。

先日のまい先生のブログにもありましたが、私も新規ご入会の親御さんに聞かれることも少なからずあるので、私なりの意見を。

(あくまでも私見なので、ご参考程度に。)


いちばんのお勧めは、電気を使わない【生ピアノ】。

グランドピアノは音色や響き、タッチ等において素晴らしく、当教室にももちろん、大抵の演奏ホールにはグランドピアノがあります。

但し、お値段も最高峰(笑)。

新品購入して搬入費等も含めると、軽く100万円は超えてしまいます。


縦型のアップライトピアノは、グランドピアノよりも少ないスペースで設置できるように作られたものです。

構造がグランドピアノとは異なるので、連打(ドドドド・・・と同じ鍵盤を弾く)やトリル(ドレドレドレ・・・)が思うように弾けないと感じるかもしれませんが、

「音大を目指す!」という訳でなければ、アップライトピアノで十分だと思います。


けど、生ピアノは音量を調整できないので、近隣への配慮も必要です。


次は【電子ピアノ】。

種類が増えて、選ぶ基準も難しいですよね。

私のお勧めは、特に下記の4点。


1)61鍵以上→生ピアノは88鍵なので、ある程度巧くなったら鍵盤が足らなくなります。

2)スタンド・ペダル一体型

3)最大同時発音数が多いもの→指10本ですが、ペダルで音を重ねることも考えると多ければ多いほどGOOD! 多いと響きが違います。

4)木製鍵盤→生ピアノに近いタッチで弾けます。

5)タッチレスポンス→弱く引いたら弱い音、強く引いたら強い音が出ます。


2)に関していえば、鍵盤だけの卓上鍵盤(電子ピアノでもキーボードでも)を買って、使わないときは邪魔だから部屋の片隅に片付けてしまうと、誰かに運んでもらわない限り、お子様が弾きたいときに弾けないですよね。

遊びながらでも、気まぐれでも、お子様が弾きたいときに、「スイッチさえ入れれば弾ける」という状態であるのが望ましいです。


初めはエントリーモデルといわれる安価なもので十分だと思います。

なお、良いものを求めるとキリがなく、高価なハイブリッドの機種もありますが、そこまで費用を出せるのであれば中古のアップライトピアノをお勧めしたいです。

(ただ中古車と一緒で、前のオーナーがどう弾いていたか、どういう状態にあったかによって、同じメーカー&同じ型番年式であってもかなり差があります。)


だって電子ピアノ、音が鳴る「電気製品」なので、いつか寿命を迎え、買い替えなくてはなりません。

修理も出来るらしいですが、修理代も高額なようです。

生ピアノだったら、年に1回程度調律してもらわないとならないですが、長年使うことができます。

万が一ピアノ線が切れても、その弦だけ張り替えてもらえば良いだけですし。


ちなみにあまりお勧めしたくないのは【キーボード】。

教材が進むと強弱記号が出てくるのですが、タッチレスポンス機能がないと強弱がつけられません。

それと、生ピアノと同じ幅の鍵盤ならまだ良いですが、細い鍵盤だと手を広げる感覚が狂います。

鍵盤がかなり軽いので、「教室のグランドピアノだと巧く弾けない」という現象が起こります(笑)。


「ピアノ」という習い事は、自宅で練習しないと巧くなりません。

自宅にピアノがなく、単に教室で弾くだけでは、進みも当然ゆっくりになってしまいます。

最初のうちは先生に教わって→巧く弾けなかったら次のレッスンで弾けるように練習して→レッスンで丸をもらって次の曲に進む、という流れです。

入会当初はピアノがなくても、入会後「続けられそうかな」と思ったら、なるべく早めに購入していただくのが上達への道です。

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